今年も残すところ2ヶ月ほどになりました。
1年はあっという間と毎年思ってしまいますが、
もうすでに年末年始について色々考えている人もいるのではないでしょうか?
新年には毎年正月飾りをする人も多いと思います。
新しい年として気分一新で毎年正月飾りを買い直しているかもしれませんが、
実際、それだとお金もかかってしまいますよね。
できることなら正月飾りの使い回しをしたいものです。
しかし実際正月飾りを使い回すというのはいいものなのでしょうか?
ここでは正月飾りの使い回しについて解説をしたいと思います!
正月飾りを玄関に飾るけど、これも使い回ししちゃいけない!?
正月飾りとして、しめ飾りや門松などを玄関に飾る方もいると思います。
小さい正月飾りならまだいいですが、門松など大きいものなると
毎年買うのは大変ですし、経済的ではありません。
このような玄関に飾る正月飾りは使い回してはいけないのでしょうか?
結論から言うと、使い回すかは個人の信仰によると言えます。
信仰の観点から言うと、正月飾りは新しいものの方がいいです。
その理由を説明しますと、お正月に正月飾りを飾っている間に、
その年の神様である、年神様が正月飾りに宿ると言われています。
年神様は別名、「田の神」や「稲の神」とも呼ばれ、正月飾りの稲藁の中に宿ります。
そして、年神様はその際、新しい稲藁に宿ると言われています。
お正月にはお餅やお神酒を飲みますよね。
どちらも原料は米です。
正月飾りの稲藁を通じて、米に神様が宿り、お餅やお神酒を通して神の力を
頂戴するということが正月飾りの意味です。
そして、正月飾りのある家に宿っていた年神様がどんと焼きなどの
儀式で、煙に乗って田や山に帰ると考えられています。
ですので、お正月に年神様の力を頂戴し、一年を健康に過ごしたいのなら、
やはり正月飾りは新しいもの方がいいです。
しかし、現代において正月飾りはここまでの信仰で
飾っている家庭は少ないと思われます。
実際は正月の玄関のインテリアとして、正月飾りを飾っている家庭が多く、
正月飾りもそのような方向けの物が多いです。
そこまで信仰は強くないけど、気分だけでも正月飾りを飾りたいという方は
正月飾りの使い回しで全く問題がありません。
ぜひご自身のお考えにあった方法で正月飾りを飾って、
お正月を楽しんでくださいね。
正月飾りのしめ縄を来年に使い回したい。なにか問題あり?
正月飾りの定番であるしめ縄もできたら使い回したいですよね。
その場合も、なにか問題はあるのでしょうか?
結論から言うと、しめ縄もご自身の信仰次第です。
信仰的な観点から言うと、新しいものの方がいいですが、
お正月のインテリアと考える場合は、使い回しても問題はありません。
ただしめ縄を使い回す際、しめ縄の保管方法には注意が必要です。
藁でできたしめ縄の場合、しっかりと保管をしておかないと
高い確率でカビや虫がわいてしまいます。
ですので、しめ縄を出した場合は、布でしっかりと汚れを抜き取ってから
しまうようにしましょう。
またその際には、ビニール袋に乾燥剤と防虫剤一緒に入れて密封をして
しめ縄が湿気ないように気をつけてください。
しめ縄の管理さえ気をつければ、しめ縄は長年使い回すことも可能です。
しっかりと保管をして、新品同様に神様に来てもらえるしめ縄の状態にしてくださいね!
まとめ
正月飾りにはそれぞれしっかりとした意味があります。
正月飾りをインテリアとして使うことは全く問題はありませんが、
どうして飾るのかの意味を知ると、少し気分が変わるかもしれません。
来年の正月には、意味を調べながらしめ縄などの
正月飾りを飾ってみてはいかかでしょうか?