卒業式。
我が子の晴れの舞台が近づいてきましたが、あなたはどんな服装で行きますか?
ついこの間、学校に行き始めたと思っていたのに、もう卒業・・・早いですね。笑
主役はあくまで子供。
それは分かっていますが、だからといって親はどんな格好をして行っても構わない訳ではありません。
それは、あかん!
という服装で行ってしまうと、あなただけでなく子供にも恥をかかせてしまうことになります。
というわけで今回は、父親が子供の卒業式に出席する場合の服装について、具体的に説明して行きますね!
卒業式とは
そもそも卒業式の意味について、ちゃんと理解していますか?
学校側の立場からいえば、学校教育のすべての課程を修了したことを正式に認定し、これを証するための式典、ということになります。
ですから、卒業式は「卒業証書授与式」のことであり、あなたが思っている以上に厳粛な式典といえます。
このため先生方や来賓はきちんとした正装をするんですね。
これに対し子供の親の立場からは、我が子の成長と門出に際しそれをお祝いし、お世話になった先生方に感謝するための式典、ということになります。
まあ主役は子供といっても、その父親であるあなたも「子供の身内」ですから、お祝いされる側といえます。
そういう式典に出席するのですから、あまり変な格好で行くわけには行かないということは覚えておきましょう。
卒業式での父親の服装、最近の傾向とは?
出典:https://only.co.jp/lp/2019wintersuitstyling/styling02.html
とは言うものの、お祝いする側の先生方がちゃんとした正装をしているのだから自分もフォーマルウェアで・・・と、そこまでしなくても大丈夫です。
実際に私も子供の卒業式に出席しましたが、お父さんがフォーマルウェアで出席しているのはほとんど見かけませんでした。
また当然のことですが、ジーンズにスウェット、みたいな思い切りカジュアルな格好のお父さんもいませんでした。
どちらのパターンも、きっとすごく浮いちゃうでしょうね(笑)
以前は親もしっかりと正装をして卒業式に行っていたようですが、最近の傾向はだいぶ違ってきているようです。
ガチガチよりもカジュアル寄りがトレンド
当然、全員が同じ格好というわけではありませんが、多くのお父さんたちはビジネススーツやテーラードジャケット、ブレザーにスラックスといった、正装ではないけれどもそこそこ落ち着いた服装で来ていました。
私も普段、会社に着て行くスーツ姿で行きましたが、特別浮いてしまうようなことはありませんでした。
まあ基本はスーツもしくはジャケットに白いシャツ、ネクタイというオーソドックスなスタイルが大半ということですね。
これはNG!卒業式での「あかん」コーデ7選
さて基本は分かったと思いますが、せっかく子供の晴れの舞台に出席するわけですから父親の自分もそれなりに個性は主張したい、と思いますよね?
服装はある意味「自己主張」ですから、あなたの個性を反映していただいて結構です。
結構ですが、やり過ぎると逆効果!
ここからは「それはあかん!」というNGコーデについて説明していきますね。
派手すぎるスーツ
ほとんどの父親がスーツで出席していると説明しましたが、スーツなら何でもいいのかというと、決してそういうわけではありません。
派手な色や、ドギツい柄の入ったスーツなんかで出席してしまうと、思い切り浮いてしまいますからご注意くださいね。
個性を主張するのは大事ですが、度を超えてしまうと悪い意味で目立ってしまいます。
カジュアル過ぎる格好
カジュアルな格好も、基本的にはNGです。
さきほど、最近のトレンドはカジュアル寄りだと説明しましたが、これはあくまで「寄り」であって決してカジュアル「そのもの」ではありませんのでご注意くださいね。
ないとは思いますが、ジーンズに運動靴とか、はっきり言って完全にマナー違反です。
卒業式は式典ですから、式典にそぐわない服装はしていくべきではありません。
カラーシャツ、柄シャツ
スーツやジャケットは落ち着いたものを選んでいても、合わせるシャツが派手な色だったりくっきりとしたストライプ柄だったりしないように注意してください。
落ち着いた色として、濃い色、黒やグレー、濃紺などのシャツはどうなのか?
ダメです、ダメダメ。笑
夜の街やパーティ会場に来て行くような派手なシャツは控えましょう。
ノーネクタイ、派手すぎるネクタイ
出典:https://belcy.jp/47800
最近ではビジネスの現場でもノーネクタイというのが一般的になってきていますが、卒業式ではネクタイは必須とお考えください。
先ほども説明した通り卒業式は厳粛な式典ですから、カジュアルでも正装寄りの格好にするのがマナーです。
そしてネクタイのデザインも派手なものは避けましょう。
白または黒のネクタイ
正装寄りといっても、白や黒のネクタイはやめておきましょう。
これは冠婚葬祭に用いる色ですから、卒業式には不向きです。
白や黒の地に柄が入っていて、冠婚葬祭用のものではないならOKです。
大きなアクセサリー
出典:https://style.president.jp/fashion/2019/1022_002450.php
大きくてごつい指輪やじゃらじゃらしたブレスレット、ゴールドのネックレスなどはつけて行かないようにしましょう。
思いきり浮きますから。笑
スーツやジャケット姿でブレスレットやネックレスはつけないでしょうが、指輪はつけている人を見かけます。
でも本人が思っている以上に目立ちますから、やめておいたほうが無難です。
サングラス
卒業式の会場は暗いため、あまりサングラスをして行く人はいないと思いますが、薄い色の入った眼鏡もけっこう浮きますからご注意ください。
ほかのNGコーデと比べると、さほどではありませんが、やはり式典ということを忘れないようにしましょう。
卒業式|父親の基本コーデ
ここまでで、あかんコーデについてはご理解いただけたと思います。
最低限、上記の7項目は「避ける」ようにすれば、大きく浮いてしまうことはないと思いますが、ここからは実際のコーデの参考になる「おすすめの基本コーデ」について説明して行きます。
基本は黒、ネイビー、グレーなど「ダークカラー」
出典:https://only.co.jp/lp/19awyouth/seijin/
まずはスーツの色です。
基本は黒、ネイビー、グレーなどのダークカラーを選びましょう。
ライトグレーのスーツとかも悪くはないですが、卒業式には少し軽い印象になってしまいます。
また、柄については目立たないものが基本となります。
デザインについても派手すぎたり流行を追いすぎているものよりも、クラシックな2ボタンのスーツがお勧めです。
シャツについては白もしくは薄いブルーが基本です。
薄い色でよく着られるピンクやイエローは、入学式とかではOKですが卒業式にはそぐわないと思います。
シャツの襟はレギュラーカラーもしくはウィンザーカラー、ホリゾンタルカラーあたりであれば問題ありませんが、ボタンダウンはNGです。
なぜボタンダウンがNGかというと、ボタンダウンシャツは「スポーツウェア」の範疇に入るものだからです。
卒業式に着るには、ちょっとカジュアル過ぎです。
そしてネクタイは濃いめの色で無地がベスト。
小さめなドット柄やストライプ柄は問題ありませんが、大きめなペイズリー柄はやめておいたほうがいいでしょう。
靴は黒の革靴で。
エナメルや白のストライプが入った靴、スニーカーなどはNGです。
ベルトは靴と同色が基本です。
カジュアルでも派手すぎなければOK
ビジネススーツの場合には、シャツの色やネクタイなどに気をつければほぼ問題ありませんが、スーツ以外で行く場合、どこまでがOKでどこからがNGなんでしょうか?
ここからは、比較的多いカジュアル目な服装について説明して行きますね。
IVYスタイルはOK?NG?
出典:https://www.azabutailor.com/blogs/yokohama/2018/08/28/
IVY系の服装が好きな人って、意外と多いですよね。
ネイビーのブレザーは落ち着いた印象ですので、卒業式に着ていっても全く問題ありません。
カジュアルすぎず品のよさがしっかりと演出でき、かつ仕事とも一線を画す、という意味ではナイスな選択といえるでしょう。
ただし、ひとつだけ気をつけたいポイントがあります。
それは子供や奥様とのバランスです。
子供や奥様がしっかりと正装に近い服装をしていくなら、IVYは浮いてしまう可能性があります。
その場合にはあなたも正装に近い服装を選ぶようにしましょう。
ジャケパン派は卒業式もジャケパンで行きたがるが
出典:https://www.orihica.com/column/jacket-pants/jacket-pants.php
また、ジャケットとパンツを別々にチョイスして着こなすのもOKです。
この場合、ジャケットはあまり派手すぎないもので色はダークカラー、シャツはスーツのところで説明した通り白か淡いブルーが基本となります。
ジャケットに合わせるパンツですが、チノパンはカジュアル過ぎるためNGです。
グレー系のスラックスがよいでしょう。
ガチガチのフォーマルは?
出典:https://belluna.jp/01/010101/d/ODAG/21021/goods_detail/
さて、カジュアル寄りの服装についていろいろと説明してきましたが、逆にガチガチのフォーマルを着て行くのはアリでしょうか?
卒業式は厳粛な式典である、という定義からすれば、むしろそうした正装で臨むのが正しいんだと思います。
思いますが、個人的にはNGかな、と思います。
お祝いする側である学校の先生や来賓はしっかり正装で望むのは当然として、お祝いされる側の、それも主役の子供ではなく親であるあなたまで、ガチガチな正装で臨むのはちょっと行き過ぎ・・・あくまで私個人の意見ですが。
ですから、スーツやジャケット、ブレザーにスラックスなど、カジュアル寄りで節度を保った服装で出席するのが「丁度いい」と思うのですが、いかがでしょうか?
【番外編】あえてストライプスーツを選ぶ理由とは
出典:https://ja.aliexpress.com/item/32788761589.html
最後に、今まで説明してきたことを否定するようですが、あえてストライプ柄のスーツを着て行くという選択について考えたいと思います。
これまで散々、派手なものは避けましょうねと説明していておきながら、ストライプスーツをここで提案するわけですが、実はストライプ柄のスーツにはほかにはない特徴があるんです。
スーツの色はダーク系と説明してきましたが、ダークな色に若干明るめなストライプが入ることによって、スーツ全体の印象が華やかな印象になります。
そしてモノトーンなスーツと比べ高級感が出ます。
これらの効果により、それを着ているあなた自身がおしゃれに見え、かつ品格も演出できるんですね。
とはいうものの、ストライプスーツは一歩間違えると派手すぎる印象になる危険もはらんでいますので、生地の色やストライプの色などは慎重に選ぶ必要があることも覚えておいてくださいね。
まとめ
卒業式に着て行く父親の服装について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
分かりきったことですが、主役はあくまで子供です。
正直言って、母親ならともかく父親であるあなたの服装なんて気にする人はそんなにいませんから、そこまでこだわる必要はないという意見も正しいと思います。
これって、逆を言えばある程度は自由にカジュアル寄りの服装で自己主張ができる、ということなんですね。
派手になりすぎず、浮かないことだけ気をつけて、あとは今回の記事を「ある程度」参考にしていただきながら、あなた自身の個性を前面に出してみてはいかがでしょうか?
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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