冬至になるとお母さんが必ずかぼちゃを出す・・・というご家庭、多くないですか?!
我が家もなぜか出ていましたが、その理由について考えたことはなかったです(笑)
冬至 = かぼちゃ
おとなになって自分も家庭を持ち、子供も「冬至」という言葉を覚え始めた時に、ふと疑問が。
・どうしてかぼちゃなの?
・冬至に食べる必要は?
・由来ってあるの?
これって、案外知っている人、少ないです。
ということで今回は、冬至に食べるかぼちゃについて色々とご紹介させていただきます。
ちゃんとした理由が?冬至にかぼちゃを食べるのは栄養が関係している?
そもそもなぜ冬至にかぼちゃなのでしょう。
冬至とは「1年の中でいちばん昼間が短い日」ですよね?
そのことと、かぼちゃにどんな関係があるの?
と思う方も多いでしょう。
由来は冬至を「一陽来復」と表現するところにあります。
当時を迎えるまでは、昼間の時間はどんどん短くなっていきます。
ところが冬至を過ぎると、今度はどんどん昼間の時間が長くなりますよね?
昔の人はこれを「冬が終わり春になる」と捉えました。
現に、暦の上では1月から春といわれてますので、冬至が終われば春が来る!ということですね。
「新春明けましておめでとうございます!」は、1月は春ですということですね・・・。
このことから冬至には
「よくないことが続いた後、ようやく幸運が訪れる」
といった前向きな意味が込められているんです。
冬至の意味はわかったけど、それと冬至にかぼちゃを食べるのって、どういう関係があるの?
と思いますよね?
まあそう慌てずに。
これからちゃんと説明しますから(笑)
かぼちゃを食べる理由としては、
冬場に栄養価の高いかぼちゃを食べて「風邪を予防する」
ためです。
冬は風邪をひきやすいシーズンですよね。
かぼちゃにはベータカロチンをはじめ多くの栄養素がふんだんに含まれているので、風邪をひきやすい季節には積極的に取り入れたい食材です。
でも・・・
かぼちゃって、夏野菜じゃなかったっけ?
と思った方、正解です!
かぼちゃは本来、夏が旬の野菜です。
ですが、冬に食べるのは、「長期間の保存ができる」ためなんです。
スーパーでも年中見かけませんか?!
長期間保存が可能なので、夏だけ限定の野菜。ではなくなってきているのです。
特に昔は、夏に採れたかぼちゃを保存しておいて、1年中食べていた、ということも理由のひとつといわれています。
※ちなみに、かぼちゃを含む以下の7食材を「冬至の七種(ななくさ)」と呼びます。
・なんきん(かぼちゃを漢字で書くと南瓜とかくため、こう呼ばれます)
・れんこん
・ぎんなん
・かんてん
・うどん
・にんじん
・きんかん
また、これらの食材の名前はすべて「ん」で終わっており、ここから最後に「ん」がつく食材を食べると「運(うん)」がよくなるといわれています。
このため、今もこの七種を食べている地域があるそうです。
・夏が旬でも、保存が出来るし、風邪を引きやすい冬至に栄養のあるかぼちゃを食べよう!
・「よくないことが続いた後、ようやく幸運が訪れる」という意味も込められている
ということですね。
煮付け以外で知りたい?!冬至に食べるかぼちゃレシピとは?
あ〜かぼちゃって、意味あるんだな〜。と思えましたよね!
でも、いざかぼちゃを食べようと思うと、どんな料理を思い浮かべますか?
・・・かぼちゃの煮付け?
ほかには?
う〜ん、思いうかばない(笑)
「煮付け」以外に思いつくレシピありますか??
かぼちゃの煮付けばかり・・・だと正直飽きますよね。。。
そして、煮物じゃなければいけないというわけではないのです!
目的は、「カボチャの栄養をとる」ことですから。
ということで、いくつかレシピをご紹介します。
かぼちゃのシチュー
お子さんがいる家庭では、割とこういうメニューは使いやすいですよね!!
<材料>
・かぼちゃ半分
・人参半分
・鶏肉(胸でもモモ肉でも)
・玉ねぎ1個
・しめじ半株
・バター大さじ1(マーガリンでも良)
・塩コショウ少々
・小麦粉少々
・コンソメ大さじ1
・生クリーム大さじ3(なければ牛乳でも良)
<作り方>
1)かぼちゃ、人参、鶏肉はそれぞれ一口大に切る
2)玉ねぎ一個を細切り
3)しめじは半株ほどをほぐす
4)鶏肉に塩コショウをして小麦粉で軽くまぶす
→ジップロックとかで振ると簡単にできます!
5)バターを熱して玉ねぎを軽く炒める
6)4)の鶏肉を入れる
7)焼き色がついたら、かぼちゃ・にんじん・しめじも追加
8)弱火でじっくり炒める
9)材料が浸るくらい、水を入れる
10)中火でコトコト10分煮込む
11)コンソメと生クリームまたは牛乳を入れる
12)ゆっくり混ぜたら再び弱火で15分コトコト煮込む
これで完成です!
かぼちゃグラタン
<材料>
・かぼちゃ1個
・鶏モモ肉1枚
・玉ねぎ 1個
・マッシュルーム 適量
・マカロニ 適量
・牛乳 適量
・小麦粉 適量
・バター 適量
・塩コショウ 適量
・チーズ 適量
・バター 適量
・パン粉 適量
<作り方>
1)具材を適当な大きさに切る
2)かぼちゃは電子レンジで柔らかくなるまで温める→切りやすくなります!
3)鶏モモ肉と玉ねぎ・マッシュルームは、バターをひいたフライパンで炒める
4)炒めたら火を止める
5)小麦粉をしっかり混ぜ合わせる
6)牛乳とマカロニ、半量のかぼちゃを入れる→かぼちゃ色のグラタンのタネができます♪
7)調味料で味をととのえる
8)残りのかぼちゃを加えて器に注ぐ
9)チーズとパン粉を乗せてオーブンで焼く
完成です!
かぼちゃ団子
<材料>
・かぼちゃ
・片栗粉
<作り方>
1)かぼちゃはレンチン→切りやすくなります
2)かぼちゃを切る(できれば小さめが良いです!)
3)お湯が良いですが、水でもOK!カボチャとお湯を入れてレンチン15分
(かぼちゃを小さく切ると、早くやわらかくなります)
※皮が気になる方は、皮を除いてOK!レンチンすると、簡単に皮は取れますよ〜!!
4)片栗粉を入れる
※私は、「モチモチ主義!」なので、片栗粉を多く入れます!
5)丸める(どんな大きさでもOKですが、大きすぎると食べづらいかもしれません)
フライパンで焼くときは平たく、汁物に入れる場合には小さめに!がポイントです。
6)バターで焼いてもおいしいですし、お汁粉などに入れてもおいしいです!
が、我が家は「揚げ」です!!
5)で丸めたかぼちゃ団子を、油に入れます。
外はサクサク、中はふわっと!の美味しいかぼちゃ団子ができます♪
私の周りは焼く方が圧倒的に多いのですが「揚げたかぼちゃ団子」を出すと、
めちゃめちゃ喜んでくれます♩
そして、最後に「お砂糖をかける」と、おやつ感覚で食べられます♩
甘いのが苦手な方は、お醤油でも良いでしょう。
そして、冷凍保存可能!なので、まとめて作り、おやつ用に冷凍保存でもOKです。
・丸めてから冷凍保存する
・解凍したら「最初から」かぼちゃ団子を油に入れる→油はねが防げます!
そのようにすると、余っても無駄がないですね。
まとめ
いかがでしたか?
冬至にはかぼちゃ!でも煮付けは苦手・・・という方向けにレシピもご紹介しました。
栄養価も高いですし、積極的に取り入れたいですね!
(冬至に限らず、いつでも美味しく食べれるので常備野菜にも向いてます♪)
今年の冬至は、煮付けだけではなく!色んなかぼちゃレシピを作ってみましょう!
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。