職場への退職届って、出した経験ありますか?
実は私、あるんです。
退職届を書くだけなら、ネットで調べながらでもできるんですが、
いざ「退職したい」ってなかなか言い出せないんです!
こうした経験を持つ人って私だけじゃないと思います。
私が退職希望に至った理由は、社内のこと(人間関係です)です。
これ、退職を考える理由の中で一番多いんじゃないかな?
いろいろ悩みました。なんとか改善しようと努力もしてきたつもりですが、
今の会社にいても自分に成長はないと確信して、退職を決意しました。
退職届って、退職する1ヶ月前に出さないといけないですよね。
これ、辞める当事者にはけっこうキツいです(笑)
なぜなら退職理由を上司に言ってしまうと、
退職届を出してからの1ヶ月がかなり職場に居づらくなってしまうので、
退職を決意してから退職届を出すまでにかなり時間がかかってしまいました。
今回は、私と同じ用に悩んでいる方に少しでも参考になればと思い、
調べてきたことをお伝えできればと思います。
退職願と退職届の違いとは?
いきなりですが、
退職届って、「退職願」とは違うって知っていますか?
まずはその違いについて説明しますね。
退職願とは
退職願とは、退職したいっていう希望を会社に伝えるもの。
本当に辞めたい場合は特に出さなくてもよいものです。
特に退職したくないけど、労働条件を改善してもらいたい場合は
退職願を提出することによって、会社が検討する可能性もあるかもしれません。
ある意味、このままいくと本気で退職を考えちゃうよ、という意思表示とも言えますね。
退職届とは
退職届とは、自分が提示した日に会社を辞めますっていう宣言になります。
この届が受理されると、確実に退職になります。
会社によって条件が違いますが、1ヶ月前には提出しないといけません。
なんの1ヶ月前かというと、”退職届に記入した日付から”になります。
このように、退職願と退職届、意味合いが違いますので、注意してくださいね。
退職届の理由の書き方とは?
まあ、多くの場合、退職したい本当の理由をそのまま書いてしまうと、
何かと角が立ったり面倒なことになる場合もありますので、
ここでは無難な退職理由の例と、トラブルにならない書き方について紹介します。
書いても問題ない理由とは
例えば、家業の問題でどうしても後を継がねばならなくなったとか、結婚して子供ができたため子育てに専念したいとか、自身の環境で、確実に退職しないといけない理由がある場合は
「○○のため、〇月〇日をもって退職いたします」
と理由をしっかり書いてもで大丈夫です。
職場の人間関係が原因で辞めたいなど、明確に理由を記入したくない場合には
「一身上の都合により、〇月〇日をもって退職いたします」
の”一身上”が無難に使えます。
大人としての最低限の配慮を
頼れる上司がいるのであれば、文書で残すのではなく、
口頭で事情を説明してから退職届を出すのがいいでしょう。
実際、私も上司に退職を決めた動機を相談した上で書類を渡しました。
・・・正直かなり言いづらかったですが。
その際に、いつ辞めたいのか報告するといいでしょう。
通常は1ヶ月前までに、というのが一般的ですが、
仕事の都合上、引き継ぎに時間がかかる場合やプロジェクトの途中で抜けるのが困難な場合など
状況によって早めに意思表示をすることが肝心です。
いくら自分は辞めてしまうからといっても、会社や上司に迷惑をかけない配慮は、
大人として最低限必要ですね。
退職届の具体的な書き方
基本的に縦書きで、封筒には 退職届 の記入が一般的です。
退職届の最後に、社長の名前を書かないといけないので、記入前に調べておいてください。
退職に至った問題を改善をさせたいのであれば、退職届の前に上司に説明することをおすすめしますが、その上司が退職理由ということもありますよね。
みんなそれぞれ違う環境で悩んでいると思うので、改善されないだろうことが想像できるなら、
すっぱり退職届を出しましょう!
提出する上司が退職理由などで、はっきり理由を言えないのであれば、
「いい条件での転職先が見つかった」
「やりたい内容の仕事に転職するため」
などの相手を刺激しない内容をおすすめします。
退職届出したからといって、1ヶ月は勤務しないといけないので
注意が必要です。
いい意味での嘘をつくことにもなってしまいますが、
誰も傷つけない嘘ならば、よいのではないかと思います。
同じようですが、
「親族に不幸があって..」
「○○に嫌がらせされて..(事実ではないこと)」
など、でまかせの嘘はすぐに気づかれますし、
次の転職先に現在の職場の知人がいる可能性もありますので、無いことを理由にするのは危険です。
その手の嘘は「トラブルの種」になることを肝に銘じておきましょう。
退職届の書式や具体的な書き方については、以下のサイトがわかりやすいので参考にしてみてくださいね。
退職代行弁護士に頼る
退職代行弁護士って知っていますか?
さまざまな理由から、自分では退職手続きできない場合、申し込み・契約することによって自分の代わりに退職手続きを行ってくれる弁護士のことです。
退職代行サービスではない
最近テレビでも話題になった、弁護士ではない退職代行サービスは手軽に利用できそうですが、
弁護士ではない者が退職代行をする場合、退職する意思があることを伝えることまでしかできないんです。
つまり残業代・退職金請求や離職票申請、有給消化申請ができないということ。
これらの手続きを弁護士資格がない人がやってしまうと、違法になってしまうそうです。
ですから、代行を依頼するならしっかりと弁護士資格のある人にしましょう。
ここで気になるのが料金ですよね?
退職代行サービスと比べて格段に高いとなると、依頼するのに二の足を踏んでしまいます。
実際にかかる費用を調べてみると、
・退職代行サービスでは3万円前後
・退職代行弁護士では3~5万円
となります。
そんなに大きな差はないんですね(笑)
これなら退職代行弁護士に依頼した方が良さそうです。
退職金が出る場合に請求できないとなるのは、かなりもったいないので、
どちらに依頼するかは事前にしっかり比較して決めてくださいね。
基本的には自分で退職届を出すのが筋とは思いますが、
さまざまな状況から会社に行くことすらできないような場合には、こうしたサービスに頼るのもひとつの方法だと思います。
会社を辞めることは現状から逃げること・・・と考えがちですが、
我慢しすぎてメンタルに支障を来してしまうと取り返しがつきません。
そうなってしまう前に行動を起こす勇気も必要かもしれません。
まとめ
・退職が浮かんだ時点で、相談できるようなら上司に相談する。
・退職届は退職希望日の1ヶ月前に提出する。
・退職時の大げさな嘘は、自分にとって不利。
・会社に退職手続きできない状態なら、退職代行弁護士に頼ることを検討する。
大事なのは、ひとりで悩まないことです!
ひとりで悩んでしまうと、マイナスのことばかり浮かんできてしまうものです。
退職はある意味、あなたの人生を左右する大きな選択となり得ます。
家族でも友人でも、相談できる人がいるなら迷わず相談しましょう。
その上で、自分にとってベストと思われる選択をすることです。
今回は退職届について、いろいろと書いてみました。
少しでも参考になってもらえたら嬉しいです。